IoTとはモノがネットにつながるということです。

つまり、モノが何かを感知し、そのデータを活用するという発想になります。そして通常であれば人が感知することをセンサーによって行い、それをデータとして収集するという考え方です。

今回はオムロン株式会社から2017年4月に発売の画像型人感センサについて詳しく調べてみました。

オムロンと聞くと、私の場合すぐに“体温計”と想像してしまうのですが、会社の売上高構成比を見てみるとヘルスケア事業は構成比13%となっており、一番大きい割合を占めているのは制御機器事業42%で、制御機器やセンシング機器、コントロール機器といった制御機器では国内No.1のシェアとなっています。

 

オムロン株式会社の画像センシングシステムについて、数件特許が公開されていましたので、画像型人感センサについて考察してみようと思います。

先ずはその“センシングシステム”という言葉ですが、人間の感覚機能を対象に合わせて人工的に拡大発展させ、情報を獲得する装置・システムのことです。(出典:日本大百科全書)

オムロン・HVC-F人感センサは、外形約10センチ、火災報知機にも似た外観で、最大5メートルの高さから7.2mx7.2mのエリアを検出します。

このセンサで何ができるかというと、従来のビルの赤外線センサーによる照明の入/切ではなく、人数と位置情報によるきめ細やかな空調・照明制御により省エネと快適性を向上させることができます。

この人感センサは、画像センシングを行う(画像獲得装置)部分と、取得したデータを利用するアプリケーション部分とからなっています。

まず、画像センシング装置は、人の画像および個人を直接特定可能な情報を含まないように加工されます。つまりオムロンさんは画像分析のアルゴリズムについての特許もお持ちですので、その技術を使って画像処理したものをアプリケーション装置に送信します。ですので、画像センシング装置からアプリケーション装置に送られるデータの中には個人を直接特定可能な情報が含まれないということになります。受信したアプリケーション装置は加工されたデータをもとに、例えば表情の種類(真顔/喜び/驚き/怒り/悲しみなど)、笑顔の度合い、顔向き、視線方向、めつむりなどの顔状態情報により空調・照明を制御するわけです。

 

この人感センサの主電源はPoE(Power over Ethernet)となっており、このPoEとはLANケーブルを使用してネットワークの構築をしながら電力の供給ができる技術です。そして画像センシング装置とアプリケーション層置換のデータはBluetoothで行われますが、こちらも省エネデバイスの有望株ですので、後日特許等で技術を勉強させていただきたいと思います。

なぜ装置が画像センシングとアプリケーションに別れているかというと、いまや画像認識の技術はスマホやいろいろな機器に実装されていますが、監視カメラとは違い、個人情報の流出の心配もなくBluetoothで接続することができるデバイス、処理能力が低い機器などにも実装でき汎用性が高まるということです。

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